空の中。
「秘密」は遥か前からそこに存在していた。
ある空域で相次いで起こった原因不明の航空事故。
秘密を知った大人たち。
秘密を拾った子供たち。
高度二万メートルの空の中、そこには――。
少々複雑な家庭に育った新米刑事・佐原夏輝が主人公。
幼い頃に両親は離婚。夏輝と妹は母親に引き取られるも母親は失踪して行方知れずに。
家庭を省みなかった父親に強い嫌悪感を抱きながら夏輝は育った。
分署の刑事となった夏輝はある日、有名な情報屋の転落死事件に遭遇する。
警察とも関わりの深い情報屋でもあったため、本庁捜査一課を中心とした帳場が立てられることになり、夏輝も応援として本庁へ出向くことになった。
しかし出向いた夏輝とコンビを組むために待ち受けていたのは、捜査一課のベテラン刑事であり父親でもある明村であった――。
すべては一本の電話から始まった。
「現在の記憶はそのままに、過去の自分へ戻ることができる<リピート>。
そのゲストとしてあなたをお招きしたいのですが――」
こうして集まった男女十人がリピートに臨み、十ヶ月前へと旅立った。
しかしリピートの成功後、リピーター達が一人、また一人と、事件に巻き込まれ不可解な死を遂げていく。
リピート前の世界で起こらなかった事件が起きていることに困惑するリピーター達。
事件の真相を突き止めようと犯人探しを始めるが――。
成績は優秀、だけど恋愛は初心者のメガネ大学生・鈴木夕樹(たっくん)。
大手企業の内定ももらって後は卒業を待つばかりというある日、
代打出場で出かけた合コンで成岡繭子(マユ)と出会うところから物語は始まる。
幼い頃に出会った婦警の姿に憧れ、夢を叶えるため警官になった平野瑞穂。
鑑識課に配属され、犯人の似顔絵を作成する似顔絵婦警となった瑞穂は、
「自分の描いた似顔絵が犯人逮捕へつながる」ことにやりがいと誇りを持つようになる。
しかし、そこで忘れられない事件が起こった。
瑞穂の描いた似顔絵をもとに犯人が見事逮捕されたのだが、
逮捕された犯人が似顔絵とまったく似ていなかったのだ。
「似顔絵逮捕第一号」としてセッティングされた記者会見での体裁を取り繕うために
上司から似顔絵の描き直しを要求された瑞穂は、嫌々ながらも似顔絵の改ざんを行うことに。
激しい自己嫌悪とやりきれなさを抱えたまま、瑞穂は秘書課の広報公聴係へ配転されて――。
「今日、コンビニのレジにいた店員の顔覚えてますか?」
「んー……、若い女だった、と思います。顔は……うーん……。あ、服装なら覚えてますよ。
セブンイレブンの制服でした。ですね、当たり前ですよね。」
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