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『FLY』新野剛志
FLY
評価:
新野 剛志
(2004-08-06)
Amazonおすすめ度:
連鎖する狂気、罰すべきは誰なのか――。

1985年・福岡県北九州。
高校生の向井広幸は、夏休みに訪れた高塔山で旅行者・戸浦と出会った。
やがて戸浦が指名手配中の殺人犯だと知った向井は警察に通報するが、
それを察知した戸浦は行方を晦ませる。
4ヶ月後、東京へ引っ越し新たな生活を始めていた向井は、
福岡から会いに来る恋人・一野瀬佳奈と渋谷で待ち合わせをしていた。
しかしそこへ戸浦が現われ、目の前で佳奈を刺し殺してしまう。
再び行方を晦ませた戸浦に、向井は復讐を誓い追跡する。



活字二段のハードカバー。400ページ強のミステリ長編。
地元の近くが物語の舞台になっていたので気になって読んでみた。

なかなか話が進展せずちょっとげんなりした。
開始200ページぐらいは、事件までの前置きと言ってもいいかもしれない。
その後、向井対戸浦にピントが合い、いよいよ本題突入かと思った途端に二人ともフェードアウト。ちょっと混乱しつつ読み進めると、どうやら第三者の視点から二人を見ていくことに。
うう、これから面白くなるところなのに。何故そのような仕打ちを。
半日かけて作った砂の城が、突然の波に浚われた気分ですよ。

残念ながら登場人物の中に共感できる人物や好感の持てる人物はいなかった。
特に戸浦の心理には納得し難い。
殺意を見抜く洞察力もあり、殺人者なりのポリシーを持っていたわりに、
高校生に通報されたぐらいで「裏切った」と感じ殺意を抱いたりする。
数日顔をあわせただけの高校生をそこまで信頼していたのか。
逃亡犯なら通報されることぐらい覚悟の上で人と話しなさいよと。
極め付けは彼の最期。インパクトのある人物だけに注目してたのに。
予想を裏切り期待も裏切る男だった。

筆者はきっちりとした文章を書く人だなとは思う。
ただ、読者によっては、特に僕みたいにせっかちな人間からは、
とっつき難いと思われるかもしれない。
さらに、せっかちなくせに文章を/読み出来ないタイプもいる。僕とか。
さりげない一文が伏線だったりしたら…なんて考えてしまうのだ。
なので、
せっかちだけど/読みはしないぞ、という同志にはあまりオススメできません。
と言うほど同志はいないのかもしれないが(笑)


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