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『図書館戦争』有川浩
評価:
有川 浩
(2006-02)
Amazonおすすめ度:
あー面白かった!週末に本が読めなかったのでがっつくように一気読み。
ハードカバーで分厚い本ですが、予想に反してさくさく読めた。満腹。

公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まる法律『メディア良化法』が成立・施行された現代。
同法によってあらゆるメディア――書籍・映像作品・音楽作品――が検閲の対象となったが、その独断的な検閲に世論は強烈な反感を示した。
しかし、合法的国務機関の前にメディア媒体は流通するや狩られるのが実情であった。
――そんな情勢下、メディア良化法の検閲権に対抗し得る法が立法化された。それが既存の図書館法に新たに追加された第四章、通称『図書館の自由法』である。
自由を宣言した図書館は、激化していくメディア良化委員会との対立に対抗すべく警備隊を組織し、やがて対立は戦争へと発展していった。



メディア良化法を根拠法とするメディア良化委員会代執行機関「良化特務機関」と、図書館の自由法を根拠法とする地方行政独立機関「図書隊」の対立を理解しないと話についていけない。
視点人物は図書防衛員を志望する女性・笠原郁。
良化特務機関との対立を下敷きにしてるけど戦争以外にも恋愛あり友情あり、笑いあり涙あり、と結構バラエティに富んでる。ラブコメ色が強いかな。

時代設定の突飛さに驚いたけど、対立図を理解できれば後は楽。
登場人物のキャラクターは分かりやすい。王道。
外見だけみれば漫画チックな戦争にツンデレ気味な郁の恋愛模様、とエンタメ性抜群の娯楽作品。娯楽作品は裏返すと内容の薄さを指摘されがちだが本作に関しては当てはまらないと僕は思う。突飛な時代背景にしても押し切るものではなく、よく出来た説明があるので「ありえなくもない」と思えるものだったし、図書隊と良化隊の対立にしても「正義と悪」という単純な勧善懲悪の図式ではないので社会的対立として訴えるものがある。
エンタメ作品として笑いのツボを押さえつつ、自由や権利といった理解しやすいキーワードで自尊心を刺激し満足させる巧妙なプロットだと思う。

登場人物たちの端的で要領を得た言い回しも読みやすく清々しい。
ただ、伏線にひっくり返された感はなく(期待も警戒もしてなかったけど)、展開の大筋は読みどおり。そのもどかしさが面白いと取るか物足りないと取るかは分かれそう。
あんまり書くと続きのレビューが書けなくなりそうだ(笑)

僕は大好きです、笑って泣けて考えられる良い作品だと思いました。
本を守る戦い、だなんて…はまるに決まってるし。
続き読む気まんまんです。そわそわしてます。

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読んでいただきありがとうございました
作家別・ア行(有川浩) | comments(0) | trackbacks(0)
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